日本製薬団体連合会(日薬連)は24日に開いた評議員会で、任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に手代木功氏(塩野義製薬社長)を選出した。また、創立50周年を迎えた日本製薬工業協会(製薬協)も同日の総会で、新会長に中山讓治氏(第一三共会長)を選出した。いずれも任期は2年。
両会長とも、4月に実施された薬価制度の抜本改革について、「イノベーションを阻害する結果となる」と厳しく批判。毎年薬価改定や費用対効果評価の導入をめぐる議論も進み、製薬業界に不透明感が漂う中、製薬団体トップとして舵取り役を担う。