富山県が新設、産業振興狙う
バイオ医薬品の研究開発を促進するため、富山県が薬事総合研究開発センター(射水市)に整備を進めていた「創薬研究開発センター」の開所式が24日に開かれた。同センターには25種類の最先端分析機器を導入し、県内の製薬企業や大学の研究開発を支援するほか、県内製薬企業、大学の研究者を対象としたトレーニングコースの実施、富山大学と富山県立大学の学生実習にも活用する。医薬品産業を支える人材育成にも注力することで、さらなる産業振興につなげ、世界に羽ばたく「薬都とやま」の実現を目指したい考えだ。
富山県は、バイオ医薬品など付加価値の高い医薬品の開発・製造を目指し、今年4月にこれまでの「薬事研究所」を「薬事総合研究開発センター」に改組し、同センターのもとに創薬研究開発センターと製剤開発支援センターを設置した。