【米ギリアド・サイエンシズ】抗HIV薬のライセンス解消へ‐JTと協議開始

2018年8月31日 (金)

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自社販売で日本に攻勢

 日本たばこ(JT)と米ギリアド・サイセンシズは、抗HIV薬6製品に関する日本国内での独占的開発・商業化権に関するライセンス契約の解消に向けた協議を開始する意思確認書を締結した。ギリアドが創製し、JTが販売子会社「鳥居薬品」を通じて、国内で販売しているが、ギリアドが新規抗HIV薬について、日本法人での販売を始めるのに伴い、JTに対してライセンス契約の解消を提案したという。JTはギリアドの申し出に関し、基本的には受け入れる姿勢で、今後協議を進めていく。契約締結の日程は現時点では決定していない。

 両社は、2003年に「ビリアード錠300mg」「エムトリバカプセル200mg」「ツルバダ配合錠」、11年に「ゲンボイヤ配合錠」「デシコビ配合錠LT/HT」の国内独占的開発・消化権を締結している。6製品のうち売上が軽微な製品を除く4製品で計上される売上高は、17年度で196億円と鳥居薬品全体の約3分の1を占める。



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