東京医薬品卸業協会は16日、都内で第11回定時総会を開き、事業報告・計画、収支決算・予算を了承すると共に、役員改選を行い理事長に内匠屋理氏(メディセオ名誉会長)、副理事長に鹿目広行氏(アルフレッサ社長)、八木岡義昭氏(スズケン常務)を再任したほか、新たに河野博行氏(東邦薬品社長)が副理事長に就任した。また、長福恭弘氏(メディセオ社長)が理事に加わり、大手卸トップが顔を揃えた盤石な組織となった。
内匠屋氏はあいさつで、医薬品卸の社会的使命を果たせる取り組みと危機管理物流体制を実現できる適正な利益(営業利益1%)確保が必要だと述べると同時に、流通改善第3ラウンドの2年目を「卸の自主性と自立を図るラストチャンス」と位置づけ、次の薬価改定までに訴求値引きなどの悪しき慣行を卒業して真の流通改革を成し遂げていく必要を訴えた。