2014年3月期中間決算・社長会見
沢井製薬の澤井光郎社長は8日の決算説明会で、12月収載予定品目として7成分14品目の収載を予定していることを説明。中でも「ピタバスタチンCa錠」(先発品:リバロ)については「得意とする領域である高コレステロール薬系統であり、しっかりと市場獲得したい」と強調。さらに抗悪性腫瘍剤「ドセタキセル点滴静注用」(タキソテール)についても、アルコールフリーの2バイアル品で市場性も大きい中「当社だけが参入することになり、市場注力していきたい」との方針を示した。
また、上期に売上高11・2%増と順調に推移した点に関して、4月のジェネリック薬(GE薬)使用促進のロードマップを挙げ、「これは、国が方針を変えることなく、勢いよく進めていくという決意表明。薬局、医療機関もGE薬使用促進を避けては通れない中で、いろいろな(使用の)動きが出ているのだろう」との見解を示した。一方では、健康保険組合等による差額通知事業や一部には生活保護受給者への使用促進などの影響もあると分析した。