買収オプション権も取得
武田薬品は米ネイトロジェン・セラピューティクス・インターナショナルと、潰瘍性大腸炎で第II相段階にある新規経口低分子化合物「ナチュラ‐アルファ」の全適応症に関する独占的グローバル開発権と、同社を買収できるオプション権を取得する契約を締結した。武田は消化器疾患におけるポートフォリオ戦略に合致していると判断。今後必要となる全ての臨床試験を武田が実施する。
ネイトロジェン社は免疫炎症疾患、皮膚疾患、癌の3領域をターゲットに臨床中期の開発を担うバイオテクノロジー企業で、現在はナチュラ‐アルファの潰瘍性大腸炎に対する有効性と安全性を検証する第II相試験が中心的な事業になっている。