ケンコーコムは27日、スイッチ直後品目等の一般用医薬品の一部を要指導医薬品に指定し、インターネット販売を禁止することを差し止めるよう国に求める訴訟を、東京地裁に提起した。
薬事法及び薬剤師法の一部を改正する法律(新薬事法)では、スイッチ直後品目及び劇薬を対象とする「要指導医薬品」という新たなカテゴリーが創設された。今後、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴き、要指導医薬品を指定することになる。その検討を行う薬食審部会が29日に開催されることを受け、要指導医薬品に指定された医薬品のネット販売が行えなくなるとして、後藤玄利社長は同日、声明を発表。新薬事法の規定は違法として、東京地裁に訴訟を提起した。