日本薬学会は3月27日、熊本市内で代議員総会と理事会を開き、2015~16年度の日本薬学会会頭に副会頭の太田茂氏(広島大学大学院医歯薬保健学研究院教授)が就任することを正式に承認した。また、任期1年の14年度新任副会頭として、来年3月に神戸市で開く第135年会の組織委員長を務める小林資正氏(大阪大学薬学研究科教授)を選出した。このほか、14年度の事業計画や予算を承認した。
創薬と育薬、バランスよく発展させていく
総会であいさつした現会頭の柴崎正勝氏(微生物化学研究会微生物化学研究所常任理事・化学系所長)は「創薬、育薬をバランスよく発展させていくために日本薬学会は様々な方策を立てて、それを実現しつつある。かなりの計画が具体的なものになってきつつあると自負している。今回の年会を通じて創薬に関わる方々、育薬に関わる方々が議論し、1プラス1が3になるような結論を出して、それを薬学会に問題提起していただきたい」と語った。