日本CRO協会は、会員28社の2013年総売上高が前年比2・9%増の1368億円と発表した。分割譲渡や脱会会員があり、当初予測の8%成長は達成できなかったものの、依然として成長が続いている。データマネジメント(DM)・統計は減少した一方、モニタリング業務は拡大。プロジェクト規模が小粒となる中で試験数が増加したほか、医師主導型臨床研究の受託増も後押しした。
二桁成長となった12年に比べると緩やかな伸びとなり、脱会会員を除く会員全体では4・4%の成長を遂げた。医薬品業務売上高は1201億円と、総売上高の87・8%を占め、12年に比べ約36億円増加している。