武田薬品の長谷川閑史社長は8日の会見で、2013年度を「中期成長戦略の初年度として順調なスタートを切ることができた」と振り返り、コスト効率化策“プロジェクトサミット”について、13年度に340億円のコスト削減を実現するなど「当初予定した計画よりも前倒しで進んでいる」とし、最終17年度の累積コスト削減目標について、当初の200億円上回る1200億円以上に上方修正すると発表した。
武田の14年3月期連結決算は、国際会計基準で売上高が対前期比8・6%増の1兆6917億円(日本基準:8・6%増の1兆6919億円)、営業利益が114・3%増の1393億円(同:27・1%増の1557億円)となった。