塩野義製薬の手代木功社長は9日に会見し、「クレストールクリフを前倒して14年度をボトムに、20年まで増収増益基調にする」と決意表明をした。
塩野義製薬では、ブロックバスターのクレストール(高脂血症治療薬)特許満了に伴うクレストールクリフ(ロイヤリティ収入の消失)への対応策の一つとして、同剤をグローバルで販売するアストラゼネカとの間でロイヤリティ受け取りに関する契約内容を変更。「14年から16年までのロイヤリティ料率を従来より数%減少させる代わりに、16年までの受取期間を23年まで延長する」(手代木氏)ことで合意した。