東京生薬協会(藤井隆太会長)は28日、2013年度第1回定時総会を開催し、前年度事業・収支報告等を審議、承認した。同協会では4月1日から公益社団法人に移行しており、今年度は公益法人としてこれまで以上に、生薬・薬用植物等の普及振興に関する事業に注力していく計画。このうち、秋田県の2自治体(八峰町、美郷町)と締結した生薬の試験栽培事業に関しては、今年度から本格的に“試作栽培”に着手していく。また、協会創立60周年を記念し、秋には記念式典や一般を対象の「くすりの歴史展」を予定するほか、公益法人としてのイメージロゴマークを現在募集中であることも報告された。
今年度の事業では、薬草観察会・見学会、講座などを通じ、会員および一般都民等に対して薬用植物や生薬に関する正しい知識や情報を提供する普及啓発活動を、引き続き積極的に展開していく考え。