薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会の安全対策調査会は23日、製造販売後調査を終了した第1類3成分のリスク区分の見直しを審議し、腟カンジダの再発治療に用いる「オキシコナゾール硝酸塩」(田辺三菱製薬「オキナゾールL100」ほか)を第1類に据え置き、点鼻ステロイド薬の「ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」(佐藤製薬「ナザールAR」ほか)を指定第2類に引き下げるなどの案をまとめた。
オキシコナゾール硝酸塩については、モニター店によるアンケート調査、製造販売後調査の結果から、外陰膣不快感、外陰膣そう痒症などの副作用が認められたが、いずれも発生頻度は低く、重篤と評価されたものはなかった。