【厚労省】登録販売者受験資格見直し‐実務経験を合格後の2年間に

2014年6月2日 (月)

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厚労省、不正防止で

 登録販売者試験の不正受験が相次いだことを受け、厚生労働省が受験資格の見直しを検討していることが分かった。現行では、一般用医薬品を販売する店舗で高校卒業以上なら1年間(1カ月の勤務時間が80時間以上)の実務経験を積む必要があるが、見直し案では実務経験の要件を廃止する。実務経験がなくても受験できるようにする代わりに、合格・登録後に店舗の管理者・管理代行者のもとで2年間の実務経験を求める。受験資格や管理者要件の見直しは、省令改正が必要になるため、厚労省は近く改正案に関するパブリックコメントを募集する見通し。

 厚労省の見直し案は、▽受験に際しての実務経験要件の廃止▽管理者・管理代行者要件を見直し、過去5年間のうちの2年間の実務経験を求める。それまでの間は、管理者・管理代行者の管理・指導のもとで実務に従事する▽管理者・管理代行者要件を満たす登録販売者と満たさない登録販売者を名札で区分できるようにする▽店舗に登録販売者の勤務経験の記録・保存義務を課すと共に、求めに応じた勤務記録の証明を義務づける――などが柱。



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