【日薬定時総会】山本新体制がスタート‐5人の副会長も決まる

2014年7月3日 (木)

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都内で開かれた定時総会

都内で開かれた定時総会

 日本薬剤師会は6月28、29の2日間、都内で定時総会を開き、次期会長候補の山本信夫氏(東京都薬剤師会会長)をはじめとした新たな理事30人を選出したほか、2013年度決算、監事選任など原案通り承認した。また、懸案だった「薬局のグランドデザイン2014(中間まとめ)」を公表した。総会終了後には、新理事による初の理事会を開き役職等が決まった。会長に就任した山本氏は、全理事予定者が承認されたことに感謝の意を示すと共に、他団体との連携を図りつつ「立候補時に約束したことを一つひとつ解決していきたい。薬剤師のため、国民のためにがんばる薬剤師会を作りたい」と決意を新たにした。副会長には現職の生出泉太郎、前常務理事の森昌平、元専務理事の石井甲一、新人の乾英夫、鈴木洋史の各氏が就任、専務は寺山善彦氏の続投となった。

 総会で児玉孝会長は、処方箋受取率が日薬調査で平均67%に達するまで伸長したが、医薬品の研究開発から供給、相談に至る全ての過程に薬剤師が主体性と責任をもって関与することで、医療の質向上に貢献するという「医薬分業の完成」に至ったとはいえないと指摘。そのため、薬剤師が医療安全に貢献している実態が国民、患者に十分理解されず、現在の分業批判につながっていると述べた。

 その対応として、昨年4月に「薬剤師の将来ビジョン」を公表、さらに6月28日付で薬局・薬剤師としての今後の方向性を示す「薬局のグランドデザイン2014」(中間まとめ)を公表したとした。



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