大型新薬対応などが増加要因
2013年度の国内MR総数が、前年度比3%増の6万5752人と過去最高となったことを、MR認定センターがまとめた14年版「MR白書」で発表した。12年度には5年ぶりの減少となったが、糖尿病領域のSGLT2阻害薬や抗癌剤などの新薬上市もあり再び上昇に転じる結果となった。製薬企業が内外資ともに1%台の伸びにとどまったのに比べ、MR業務受託・派遣企業(CSO)や医薬品卸のMR数が大きく伸びた。女性MRやシニアMRも増加傾向にあるようだ。センターでは「ここ2~3年は、MR総数の横ばい傾向が続くのではないか」と分析している。
同調査は、製薬企業189社、CSO15社、卸1社に対し、3月末時点でのMRの現況や雇用などに関するアンケートを行い、205社から回答を得た。