【大和生物研究所】蓼科に「笹離宮」が誕生‐笹植物園と数寄屋庭園を融合

2014年8月13日 (水)

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あいさつする大泉高明理事長(右)と大泉美江子蓼科笹類植物園会長

あいさつする大泉高明理事長(右)と大泉美江子蓼科笹類植物園会長

 笹を中心とする植物園と数寄屋庭園からなる「笹離宮」が4日、長野県茅野市の上原山林間工業公園内に開園した。開設したのは、クマザサを原料とする医薬品「ササヘルス」などを製造・販売している大和生物研究所が設立した一般財団法人蓼科笹類植物園(理事長:大泉高明大和生物研究所社長)である。60年間にわたって、笹一筋に事業を展開してきた同社の笹にかける強い想いが、日本式の庭園として結実した。

 大和生物研究所は、蓼科工場の隣に約5000坪の敷地を取得した。大泉理事長によると、当初は敷地を笹で埋め尽くし、笹原にしようとの構想を描いていたが、富士竹類植物園の柏木治次氏と、日本竹笹の会理事で建築家の安井清氏に相談したところ、[1]寒冷地を好む笹が、最近の温暖化で弱ってきたので、寒冷な蓼科に移植させたい[2]笹の植物園を数寄屋庭園として整備してはどうか――との提案がなされたという。

和風の山荘をイメージした展示館「清風萬里館」

和風の山荘をイメージした展示館「清風萬里館」

120種類の笹が集められた笹類植物園

120種類の笹が集められた笹類植物園



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