独メルク日本法人のライフサイエンス部門メルクミリポア事業部は、バイオ医薬品製造の技術支援施設「バイオマニュファクチャリングサイエンス・トレーニングセンター」を東京・お台場にオープンした。130万ユーロ(約1億7800万円)を投資し、神奈川県横浜市の旧センターを移転し、規模を拡大。実際のバイオ医薬品開発・製造環境を再現し、機器の操作やプロセス評価、トレーニングの実施が可能な複合オープンラボとなっている。
新施設は、総面積1074m2、特に実証試験用スペース「パイロットスケールゾーン」を旧センターから約5倍に拡張し、設備を充実させた。「パイロットスケールゾーン」では、メルクミリポアのシングルユース機器「モビウス」シリーズ製品を、培養からろ過、精製工程の上流から下流まで揃え、実際の製造工程と同じスケールでバイオプロセスプログラムを運転し、評価することができる。