JCRファーマは、ヒト間葉系幹細胞(MSC)を利用した細胞性医薬品「JR‐031」について、造血幹細胞移植時に発生する重篤な合併症である急性移植片対宿主病(GVHD)を効能・効果に、再生医療等製品として国内承認申請を行った。承認を取得すれば、日本初の細胞性医薬品となる。
2007年から国内で臨床試験を開始し、13年11月に試験を終了。健康なドナーから採取した骨髄液から間葉系幹細胞を分離し、拡大培養して製造する細胞医薬品であり、静脈内から細胞を投与し、その細胞自体が持つ性質を利用することで、ステロイド抵抗性の急性GVHD患者に効果を発揮する。