厚生労働省は14日、2015年度予算案の概要を公表し、一般会計の予算額は前年度比3.0%増の29兆9146億円となった。来年度に内閣府へ移管する保育所運営費等1兆6977億円を除いたもので、これを含めると31兆7272億円と過去最大規模になる計算だ。そのうち、社会保障関係費は3.2%増の29兆4505億円。医療には2.6%増の11兆4891億円を確保した。
15年度予算案では、医療・介護連携の推進に2兆8294億円を計上。そのほとんどを占める2兆7632億円を地域包括ケアの着実な推進に充てる。新規事業として、地域における医療・介護の連携強化の調査研究に3800万円を投じる。