ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門「ヤンセンファーマシューティカル」は、エボラ出血熱予防ワクチンの第I相試験を開始した。英オックスフォード大学小児科のオックスフォードワクチングループが主導し、最初の被験者に対する初回ワクチンが投与されている。登録は1月末までに完了する見込み。
同試験では、72人の健康成人を対象に2回に分けて2カ月間隔でワクチンを投与し、安全性や忍容性、免疫反応を評価する。1月下旬から米国、続いてアフリカでも臨床試験が開始される予定。既に4月までの臨床試験で使用する40万回分以上のワクチンを生産し、今年中に合計200万回分が提供可能となる。