厚生労働省の独立行政法人評価委員会高度専門医療研究部会は26日、2015年度から6年計画で開始するナショナルセンター(NC)6法人の中長期目標案を了承した。独立行政法人通則法の改正を受け、新たに発足する「国立研究開発法人」として初の中長期目標で、最終年度の21年度までに医療に大きく貢献する研究成果を12件以上あげること等を打ち出したほか、国立がん研究センターでは外来化学療法を年間5万5000件以上実施する目標を掲げた。
昨年成立した改正独法通則法が4月に施行され、NC6法人(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)は、研究開発を主な業務とする「国立研究開発法人」として位置づけられることになった。