北海道で約40店舗の保険調剤薬局を展開する札幌臨床検査センターは2日、同社の薬局における薬歴の自主調査を行ったところ、674件が電子薬歴システムに転記されていなかったと発表した。ツルハホールディングス子会社のくすりの福太郎、イオングループのCFSコーポレーションに続き、新たな薬歴未記載が発覚した。
同社は、相次ぐ薬歴未記載の発覚を受け、同社の調剤薬局で薬歴が適切に記載されているかどうか、2013年10月から今年1月までの1年4カ月間について緊急的に自主調査を行ったところ、674件が電子薬歴システムに転記されていなかったことが判明した。一部の薬局店舗では、薬歴を記載せずに診療報酬を請求していたことも発覚した。