薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会は9日、製造販売後調査を終えた第1類薬2成分のリスク区分見直しを審議し、鼻炎用点鼻薬の「オキシメタゾリン塩酸塩」(佐藤製薬:ナシビンMスプレー)を第2類に引き下げ、腟カンジダの再発治療に用いる「クロトリマゾール」(佐藤製薬:エンペシドL)を第1類に据え置くことを了承した。厚労省は今後、リスク区分変更にかかる告示改正の手続きを進める。
オキシメタゾリン塩酸塩は、配合剤として類似成分を含有した一般薬が第2類として既に流通していることや、重篤な副作用の発現率もそれほど高くないことなどから、第2類に引き下げることが妥当と結論づけた。