日本薬剤師会は7日、都内で医薬分業対策担当者全国会議を開いた。「薬剤師、医薬分業のあるべき姿に向けてのロードマップ」をテーマに、スモールグループディスカッション(SGD)方式による10グループでの討議、発表に続き、総合討論を行った。各グループの代表からは、薬剤師による疑義照会の意義・意味を、薬剤師の必要性にリンクさせ患者に伝える努力が必要との意見が多く出された。このほか、お薬手帳の本来活用の励行、OTC薬取り扱いの必要性やお薬手帳へのリンクなど、薬剤師の能動的な業務を展開することで、薬剤師の必要性、医薬分業の意義などが少しでも発信できるのではないかとの意見が多かった。
小田利郎副会長は、本来の薬局機能とは、国民にとって最低限理解してもらいたい薬局機能とは何か、さらに支部・末端までそれをどう伝え、理解を得るか検討してほしいと、今回の会議の意義について語った。