【第29回医学会総会】iPS細胞研究、順調に推移‐医療応用に向けさらに前進

2015年4月16日 (木)

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山中京大教授が講演

山中伸弥教授

山中伸弥教授

 京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授は11日、第29回日本医学会総会で「iPS細胞研究の現状と医療応用に向けた取り組み」をテーマに開会講演を行った。京大iPS細胞研究所(CiRA)が10年間の達成目標としている、▽医療用iPS細胞ストック作製▽iPS細胞を用いた治療薬の開発――など4項目が順調に推移していることを報告。その上で、「iPS細胞の医療応用が最も重要である」ことを改めて強調し、今後15年の目標を公表した。

 山中氏は、医学の道を志した理由について「大好きだった父の勧めがあったから」と明かし、「臨床医としてリウマチ患者を担当して、何もできない自分に無力を感じて医学研究に進んだ。手術は下手だったが、実験は上手だった」と述べ、場内の雰囲気を和らげた。



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