日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)は、後発品の使用状況に関する初の調査結果を公表した。全国の保険薬局アンケートからは、一層の使用促進策を打ち出した2014年度診療報酬改定により、入手できない後発品があるなど、安定供給面の不安を感じる事態が発生していたことが判明。後発品の採用に当たり、薬局は配送頻度を含め、品切れが発生しない安定供給体制を重視していることが明らかになった。GE薬協は、「改めて安定供給の重要性が確認された」として、引き続き安定供給に努力していく方針だ。
調査は、今年2月から3月にかけて、全国の薬局2000施設を対象に実施したもの。14年度改定を受け、薬局が後発品の採用に当たって重視している事項などを分析、把握するため、業界団体として初めて使用状況調査を行った。回収率は35.8%だった。