大阪府立急性期・総合医療センターは先月下旬から、検査数値を印字した院外処方箋の発行を全診療科で開始した。全国の大学病院をはじめ基幹病院でも既に、同様の取り組みが行われているが、大阪府域内医療機関としては初めてとみられる。
同センターで今回、処方箋に印字される検査値は13項目(白血球数、血色素、血小板数、PT‐INR、AST、ALT、総ビリルビン、クレアチニン、GFR換算値、CK、CRP、K、HbA1c[NGSP値])。各数値の下に参考値も記載。検査値は、過去6カ月以内の直近3回の結果を記載しているため過去の推移が見られる点が特徴となっている。