厚生労働省統計情報部が17日に公表した2014年「社会医療診療行為別調査」の結果によると、薬局調剤の1件当たり点数は1094.6点と前年に比べて8.9点、0.8%減少。このうち、調剤技術料には、226.2点と前年より3点、1.3%の減少となった。この要因について厚労省は、昨年4月の診療報酬改定で、いわゆる門前薬局の報酬を適正化したことが「はまった」と述べ、調剤基本料の特例に「2500回超・90%超」の要件を追加したことや、後発医薬品調剤体制加算の算定ハードルを引き上げたことなどが影響したと分析している。
調査は、国のレセプト情報・特定健診データベースに蓄積されている昨年6月審査分のレセプトを対象に行った。