【千葉大病院薬剤部】検査値表示、疑義照会の質向上‐チーム医療型連携へと発展

2015年7月10日 (金)

ニュース

 院外処方箋への検査値表示によって、その情報を活用した薬局薬剤師からの疑義照会が増えたことが、先の日本医薬品情報学会総会・学術大会で、新井さやか氏(千葉大学病院薬剤部)が示した。検査値に基づく疑義照会は、禁忌症例への投与や過量投与の回避につながった。それだけでなく、検査値の推移や患者から聴取した症状を踏まえた疑義照会が行われるようになるなど、その質にも変化が生じ始め、チーム医療型の地域連携に発展しつつあるという。

 同院は2014年10月から、院外処方箋の2枚目の用紙に検査値の表示を開始した。16項目の固定検査値とは別に、医薬品ごとに特に注意が必要な検査値を表示していることが特徴だ。添付文書の禁忌・警告欄に具体的に検査項目が記載されている医薬品、腎機能による投与量の調節が必要な医薬品について、関連する検査値と医薬品名を併記している。



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