文部科学省は、国公私立大学や研究機関などが昨年まとめた「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」に基づき、体制整備や他の研究機関の参考となる取り組みなどを行っているか把握するため、指針の履行状況調査を書面で実施する。不正行為を未然に防ぎ、研究活動の公平性を確保していくのが狙い。
相次ぐ研究不正の発覚を受け、昨年8月に決定されたガイドラインには、大学等の研究機関に対し、指針を踏まえた履行状況調査を実施し、公表することを明記しており、これを受け今回、調査するもの。
調査対象は、国公私立大学、文部科学省が所管する研究機関や独立行政法人など。