【マディア/北里大学薬学部】コーチングで生活習慣改善‐薬局薬剤師が糖尿病患者支援

2015年8月18日 (火)

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臨床研究の成果まとまる

 地域の医療機関と連携し、薬局薬剤師が患者にコーチングを行うことによって糖尿病性腎症の重症化予防を目指した臨床研究「PHONDスタディ」の研究結果がまとまった。薬局薬剤師が定期的な面談や電話でかかわった結果、多くの糖尿病患者が食事や運動などの生活習慣の改善に取り組むようになった。また、HbA1c値がもともと高い患者では、支援開始後、その値が低下する傾向が認められた。医薬コンサルティングを手がけるマディアや北里大学薬学部などのグループが研究を実施し、長崎県対馬市を皮切りに、国民健康保険の事業などにこの枠組みを採択する自治体が複数出てきた。

 この臨床研究は、薬局薬剤師のコーチングによって糖尿病の進展抑制や医療費低減が確認された米国のアッシュビルプロジェクトを参考に立案されたもの。第1段階の研究は2013年1月から14年8月まで、東京都多摩地区の糖尿病専門医クリニックと近隣薬局間で実施。第2段階の研究は、東京都中野区と多摩地区の医師会、薬剤師会の協力のもと対象を非専門医クリニックと近隣薬局に拡大し、経済産業省の補助事業として13年10月から15年5月まで実施した。それぞれ18人、20人の糖尿病患者が参加した。



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