第一三共は、アストラゼネカ(AZ)のバイオ医薬品子会社「メディミューン」が開発中の「鼻腔噴霧インフルエンザ弱毒生ワクチン」について、日本における開発・商業化に関する独占的ライセンス権を得た。現在、AZが国内で承認申請準備中。第一三共は、販売中の季節性インフルエンザワクチン、承認申請中のテルモの製剤技術を用いた皮内投与ワクチン、開発中の細胞培養によるパンデミックワクチンに加え、新たな剤形を追加し、インフルエンザ予防ワクチンの品揃えを強化する。
契約により、第一三共はAZに対し、契約一時金と開発・売上に関連したマイルストン費用を支払う。今後、第一三共が同ワクチンの開発・商業化に関する全責任を持ち、販売承認を保有する。AZは第一三共にワクチンを供給する責任を持つ。