ジーンテクノサイエンスは、製薬企業との提携を通じて、バイオ後続品事業を強化する。持田製薬と富士製薬が販売するG-CSF製剤「フィルグラスチム」での開発実績を強みに、臨床試験準備中の腎性貧血治療薬「ダルベポエチンアルファ」では三和化学研究所、癌領域での包括的な業務提携では持田製薬との条件交渉にこぎつけ、今期売上10億円突破を計画する。河南雅成社長は、本紙のインタビューに応じ、非臨床段階の抗TNF-α抗体「アダリムマブ」や、フィルグラスチムのペグ化製剤の海外展開に向け、「製薬企業とのアライアンスを目指したい」と意欲を示す。
同社は、コスト・スピード感を重視した創薬を目指し、自社で研究開発のプラットフォームを持たずに、開発品目のテーマに応じて、製薬企業や研究機関、CROなどの外部資源を柔軟に活用したネットワーク型の研究開発が特徴。