【コーヴァンス/ラボコープ】被験者早期確保で差別化‐コンパニオン診断薬にも注力

2015年9月16日 (水)

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左からラボコープのデーブ・キング会長兼CEO、コーヴァンスのデボラ・ケリーCEO

左からラボコープのデーブ・キング会長兼CEO、コーヴァンスのデボラ・ケリーCEO

 統合した米CRO大手「コーヴァンス」と米診断薬大手「ラボコープ・ダイアグノスティクス」は、医薬品開発から製造販売後調査や臨床研究、臨床検査と包括的なサービス提供を目指す。両社の統合により、患者データを活用した被験者の早期確保や、コンパニオン診断薬の開発・商業化、実臨床での臨床研究・市販後調査を強化する方針。ラボコープ会長兼CEOのデーブ・キング氏は、11日に都内で記者会見し、「これら三つの領域を強化することで、新たに3億ドルの収益を見込んでいる」と相乗効果の創出に自信を示した。

 ラボコープは、遺伝子解析や臨床検査サービスに強く、2014年度売上が約60億ドル。56億ドルでコーヴァンスを買収し、両社合わせて76億ドル(約9160億円)以上の事業規模に達する見込み。CRO事業を獲得したことで、医薬品、バイオマーカー、診断法開発を一貫して行える事業基盤を手に入れた。



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