【シンバイオ製薬】イオントフォレシス貼付剤を国内導入‐19年承認目指す

2015年10月14日 (水)

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 シンバイオ製薬は、米メディスンカンパニー社から手術後自己疼痛管理用医薬品「イオンシス」の国内開発・商業化権を獲得した。既に米国では4月から販売されており、国内では第I相試験が完了。シンバイオが来年から国内第III相試験を実施し、2019年の承認取得を目指す。同社では、製薬企業が開発を手掛けない「血液」「癌」「自己免疫疾患」を“空白の治療領域”として事業展開を進めているが、「疼痛」領域にも今後参入する方向だ。

 イオンシスは、微弱な電流を流すことでイオン化された薬剤を経皮的に吸収させる技術「イオントフォレシス」を用いたフェンタニルの貼付剤。患者が腕や胸部に貼付されたカード大のパッチ剤上にあるボタンを自ら押すことにより、一定量のフェンタニルが、イオントフォレシスの原理により経皮的に投与され、手術後の自己調節鎮痛に用いられる。



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