日本イーライリリーと住友重機械工業は、アルツハイマー型認知症(AD)が疑われる認知機能障害を持った患者の脳内アミロイドβ(Aβ)プラークを可視化する標識化合物「フロルベタピル注射液」を製造する合成設備「MPS200Aβ」の医療機器製造承認を取得した。脳内AβのPET検査に用いられる放射性医薬品合成装置としては国内初承認となる。住友重機械が11月から販売を開始し、ADの適切な診断に生かす。
フロルベタピルは、ADの原因の一つであるAβをPET検査により、画像化するために使用される放射性標識化合物。