厚生労働省の福島靖正健康局長は27日、専門紙の共同会見に応じ、年内にまとめる予定の「がん対策加速化プラン」に言及。がん対策推進基本計画の中間評価で、死亡率減少の目標達成が難しい背景に、5大癌の検診受診率の伸び悩みが指摘されたことを踏まえ、「まず癌検診の受診率をどう上げていくかを考えなければいけない」との方針を述べた。
福島氏は、就任に当たって、「新3本の矢に打ち出された安心につながる社会保障の中で、特に予防面で国民の健康は大事になってくるし、生涯現役という観点からも健康局の果たすべき役割は大きい。健康局は3回目であり、ある程度土地勘もあるので、しっかりやっていけると思っている」と抱負を語った。