田辺三菱製薬は11月30日、2020年度を最終年度とする「新中期経営計画16-20 Open Up the Future―医療の未来を切り拓く」を発表した。三津家正之社長は大阪市内で記者会見し、新中計期間の位置づけについて「20年以降の成長のため、米国で基盤を作り、国内では重点品目の売上比率を上昇して、スリム化を図る時期にある」と指摘した。20年度の数値目標として、売上高5000億円、コア営業利益1000億円、当期純利益700億円、研究開発費800億円、海外売上比率40%を計画する。
新中期経営計画は、「パイプライン価値最大化」「育薬・営業強化」「米国事業展開」「業務生産性改革」の四つの挑戦を掲げる。