厚生労働省のがん対策推進協議会は3日、「がん対策加速化プラン」への提言をまとめた。基本計画に打ち出した癌検診の受診率50%目標が達成できていないことから、受診率を上げるため、市町村や職域における癌検診の勧奨方法や実態を早急に把握すると共に、地域住民の健康増進を支援する健康サポート薬局におけるかかりつけ薬剤師を通じた受診勧奨を進めることを盛り込んだ。
提言は、基本計画に示されている分野のうち、▽遅れているため加速が必要な分野▽その分野の加速により、死亡率減少につながる分野――に焦点を当て、次期基本計画までに短期集中的に実行すべき具体的施策をまとめたもの。