富士通システムズ・イーストは、治験に参加した被験者自身が携帯電話から症状の度合いを自己入力する「電子患者日誌ソリューション」(ePRO)の国内普及を目指す。これまでの紙患者日誌に比べ、治験依頼者である製薬企業や医療機関でのデータ収集や管理が簡単になり、作業負荷の軽減や治験期間短縮が見込める。
同社では2012年に国内に投入し、既に製薬企業7社から、主にアレルギー性疾患や呼吸器領域を対象とした20試験以上での受託実績がある。今後は、国際共同治験の増加を受け、ローカルに言語対応したソリューションに改良していく方針。