兵庫県薬剤師会と兵庫県病院薬剤師会が検討を続けてきた連携強化が、今春の実現に向けて最終局面を迎えた。両会の幹部は、組織は統一しないものの、兵庫県病薬のほぼ全ての会員が兵庫県薬にも入会して連携を強化する方針で合意。このほど、病院薬剤師を対象にしたC会員という区分を兵庫県薬に新設し、会費を安価に抑える案を固めた。3月にそれぞれ開く両会の臨時総会で提案し、承諾を得ることができれば4月から実行する。兵庫県薬の会員数は約8500人に増え、全国の都道府県薬の中で第1位になる見通しだ。
連携強化に伴って兵庫県病薬の会員は、兵庫県病薬と日本病院薬剤師会の会費に加え、新たに兵庫県薬、日本薬剤師会の会費を負担することになる。負担増は避けられないが、それをどの程度に抑えられるかが、最大の懸案事項になっていた。