大塚ホールディングスの樋口達夫社長兼CEOは、12日に都内で開催された決算会見で、2014~18年度の第2次中期経営計画が順調に進捗していることを報告した上で、医療関連事業の持続的成長に向けた布石打ちとして、アルツハイマー型認知症(AD)に対する治療薬開発に注力する方針を改めて強調した。現在四つの薬剤を開発中にあり、樋口氏は「2017年度から臨床試験が順次終了する予定」と18年以降の成長ドライバーに位置づけた。
樋口氏は、中計の進捗状況について、グループ全体の当初目標である16年度売上1兆1900億円、営業利益1000億円に対し、為替補正後の16年度見込みが売上1兆2500億円、営業利益900億円と順調に推移しているとした。