治験支援機関のインクロムは、中国でCRO事業を展開する子会社「上海瀛科隆医薬開発有限公司」(略称インクロムチャイナ、本社上海市)について、中国政府系の「中国医薬」グループと、同グループの傘下に入ることで合意した。政府系グループの一員になることにより業容拡大につながると期待している。
中国医薬グループの中国医薬工業研究総院(本社上海市)が約7600万円を増資してインクロムチャイナ全株式の51%を保有し、子会社にする。今月中に正式な手続きが完了する見通し。インクロムの出資比率は29・4%、インクロムチャイナ経営陣の出資比率は19・6%という構成になる。