医薬品医療機器総合機構(PMDA)と慶應義塾は11日、包括的連携協定を締結したと発表した。PMDAは、慶大と安全対策に関する検証的研究を共同で実施すると共に、医学部・薬学部と連携して人材交流を図ることにより、大学で行政視点を持つ人材を育てたり、審査業務等を通じてレギュラトリーサイエンスに寄与する医学専門家の育成を図る。同協定の大学との締結は、広島大学に続き2番目。
今回の協定の締結により、PMDAと慶大は安全対策に関する検証的研究を共同で実施し、医薬品等の安全対策の効果的な方策を検討していく。また、PMDAの職員を慶大に派遣し、医学部・薬学部を中心に講義を受講したり、講義を行うことにより、行政の視点を持つ人材を育てる。