【再評価部会】消炎酵素剤の有効性認めず‐リゾチーム製剤を販売中止

2016年3月24日 (木)

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再評価部会で判定

 薬事・食品衛生審議会医薬品再評価部会は17日、消炎酵素剤「リゾチーム塩酸塩」「プロナーゼ」の2成分について再評価を審議し、現時点で有効性が確認できないと判定した。これを受け、リゾチーム塩酸塩を製造販売するあすか製薬、サンノーバ、日本新薬、シオエ製薬、プロナーゼを製造販売する科研製薬は同日、製剤の販売を中止し、自主回収すると発表した。これにより、両製剤は市場から撤退する。

 リゾチーム製剤については、2012年1月に同部会から再評価指定を受け、製造販売を行う4社が気管支炎、気管支喘息、気管支拡張症を適応とし、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者での標準治療に対するリゾチーム製剤の上乗せ効果を検討する製造販売後臨床試験を実施した。



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