武田薬品は、米バイオベンチャー「オレキシジェン・セラピューティクス」から導入し、米国で販売している抗肥満薬「コントレイブ」について、独占販売契約を解消すると発表した。導入時に最大10億ドル以上の契約を締結していたが、販売戦略上の理由からコントレイブの権利を完全に手放すことを決めた。
武田は、2010年にオレキシジェンから、コントレイブの米国・カナダ・メキシコにおける独占的開発・販売権を取得。最大10億ドルを超えるマイルストン、該当する地域での販売額に応じた二桁の料率のロイヤリティを支払う契約となっていた。