【一般薬連特別企画セミナー】検体測定室、受診勧奨成功率約19%‐特定保健指導と同等の効果

2016年3月30日 (水)

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ドラッグストアショーで臨時設置した検体測定室には3日間で1200人以上がHbA1cのチェックをするなど関心を集めた

ドラッグストアショーで臨時設置した検体測定室には3日間で1200人以上がHbA1cのチェックをするなど関心を集めた

 日本一般用医薬品連合会(一般薬連)は18日、第16回JAPANドラッグストアショーで特別企画セミナーを開催した。昨年に引き続き、一般薬連が取り組む薬剤師による検査促進支援活動の現状が報告された。セミナーでは、一般薬連のセルフメディケーション実践プロジェクト(PJ)チームリーダーの浮田謙二氏が、「スタートから2年―検体測定室の反響と課題」について講演し、同PJが関わった約1900例の検体測定で、HbA1c値に基づいた受診勧奨成功率が約19%だったことを報告した。

 一般薬連では、2014年1月以降、薬局等の店頭検査で糖尿病の早期発見につなげるプロジェクト「糖尿病診断アクセス革命」(代表者矢作直也氏:筑波大学大学院)に参画する薬局と協力し、受診勧奨後の患者の受診状況を把握するアンケートを実施。昨年10月までの累計の受検者数は1829人で、このうち受診勧奨対象者は341人だった。

 また、受診勧奨対象者のうち、実際に医療機関に受診したのは63人で、受診勧奨成功率は18.5%だった。浮田氏は13年度の特定保健指導実施率が17.7%であることを踏まえ、「店頭での検体測定は、特定保健指導終了と同等以上の効果がある」とし、意義ある取り組みであることを強調した。



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