医療用医薬品製造販売業公正取引協議会(メーカー公取協)は5月27日に開いた通常総会で、新会長に多田正世氏(大日本住友製薬社長)を選任した。
多田氏は、創薬をめぐる環境について、「開発の難度が高まる一方で、研究開発費も高騰している」と指摘。「世界的な競争の激化や、薬価に対する圧力も強まる中、安全性、有効性の高い医薬品を届けるという使命を帯びて、日夜チャレンジしている」との実情を示した。
そうした厳しい環境下で、「医薬品産業が社会の信頼を得て、事業を継続していくためには、コンプライアンスが徹底されることが大事」と強調。