三菱ガス化学と日本化薬は、バイオ後続品を含む抗体医薬品の国内製造を行う合弁会社「カルティベクス」を三菱ガス化学の新潟工場内に設立したと発表した。資本金は5000万円で、出資比率は三菱化学55%、日本化薬45%で、取締役社長に三菱ガス化学の藤井政志氏が就任。1000~2000Lの培養設備を導入予定で、2年以内の稼働を目指している。
三菱ガス化学は、従来から保有する培養技術を土台に、台湾のバイオベンチャー「グリコネクス」からの技術移管を通じて、抗体医薬品の製造基盤技術を整備している。2014年にMGCファーマを設立し、抗体医薬の製造プロセスを中心に、開発受託(CDMO)事業に参入している。